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スリランカを中心に野球を通じて国際交流をする目的で2005年9月に立ち上がり、過去6回スリランカに訪問しています。
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2月12日 活動2日目

今回の活動報告を初参加の宝田君が記事を掲載していただけました。
始めてみる海外の野球で感じ取ったことをお伝えしたいと思います。



現地時間9:09

手厚い歓迎から一夜明け、初めて目にするスリランカの太陽。

とにかく暑い。そのうえ日差しの強さが尋常ではない。
気温は40℃を越えているように思える。
南国のスリランカ。半日も太陽の下にいれば顔は真っ赤になり、直ぐ日焼けをしてしまう日差。





そんな日差しの歓迎を受けてながらグラウンドへ移動!


現地時間10:18
到着するとすでに小学生からナショナルチームの選手まで約40人の選手が集まっていました。予定では午前中、Japalankaのメンバーで練習を行って、午後から現地の選手たちが来る予定でした。選手たちも待ち切れなかったのでしょうか。これは素直にうれしいことでした。




僕達の荷物と寄付品を選手みんなで協力しておろしていただけました。



現地時間11:07

まずはこの活動のために寄付してくださった数多くの道具と現地のメンバーたちと記念撮影を行いました。
寄付してくださった皆様、本当にありがとうございました。
道具が揃わず、紐が通っていないグローブを使っている選手や、足を覆う部分より露出している部分の方が多いスパイクを履いている選手が多くいます。
そのような選手にとって貴重な財産になったことは間違いありません。







現地時間11:17

午後からの試合に備えてJapalanka、現地メンバーがウォーミングアップを始めました。

僕が現地メンバーとキャッチボールをしているとき、ボールを逸らしてしまいグラウンドを勢いよくボールが転がって行きました。広いグラウンドを走り、ようやくボールを拾うとグラウンドのすぐ隣には道路があり、目の前にはバス停がありました。

そこで僕は驚くべき光景を目にしました。

なんと機関銃を肩に掛けた一人の軍隊員がバスに乗り込む市民をずっと見つめているのです。
まだ内戦が続いていた数年前にバスで自爆テロが起こったため警戒が未だに続いているのでしょう。
現地市民にとっては当たり前の光景かもしれませんが、日本でずっと暮らしてきた僕にとっては内戦やテロの現実を目の当たりにするものでした。
(軍関係者には写真が撮れません)




午後から、Japalankaチームとスリランカ・ナショナルチーム混合でチームを作り、JICA野球隊員の漆原監督対JapaLankaチーム後藤監督で試合をしました!


ドラフト会議中(ジャンケンで選手を選択)


私は試合が始まっても、その軍隊員のことが気になってマウンドからバス停の方へ目をやると、軍隊員は監視している傍ら試合をずっと見ていました。

日本から来て、現地の人たちと交流している姿が純粋に気になっていたのでしょう。
戦争やテロなど世界では悲惨な出来事が起きていますが、改めて僕はスポーツが、野球が持つ国境を超える目に見えない大きな力を感じました。



肝心の試合ですが、僕がメッタ打ちにされ大敗を喫してしまいました。。。
「旅の恥はかき捨て」とはこの事だと思いたいものです。



スリランカの選手たちは打つ、投げる、走る、捕る動作全てにおいてコーチングされた経験があまりありません。
その為、全てが荒削りです。

しかし、選手たちの身体能力は日本人よりはるかに高く、バットの芯で打球を捉えると軽々とスタンドに放り込める力を持っている選手が数多く存在します。



それに加えて、コーチングされた経験が少ないのであまり型にはまらず、指導したことを素直に吸収できるのです。



とはいっても日本人と体の作りも、野球に対する考え方も全く異なるため、3日目以降に僕たちが行うコーチングは理解してもらえるだろうか、また僕たち自身が基本だと考えていることは果たして本当に正しいのか、ステレオタイプではないのか、など不安な部分を感じてしまいました。
ですが、逆に僕たちが新しく学べるチャンスでもあり、楽しみな部分でもありました。






現地時間17:20

試合も終わり、しばし現地のメンバーたちと談笑したり、記念撮影をしたりしました。



スリランカの人たちは、日本人と同じくとても人見知りです。
しかし、片言の英語で話しかけると始めは照れながらも、次第に笑顔を見せて気さくに話してくれました。スリランカの夕焼けはとても美しいものでした。



2日目は新鮮な出来事の連続であっという間に終わってしまいました。

日本はこの時期、真冬。暑いスリランカで飲むビールの味が格別だったことは言うまでもありません!

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