スリランカを中心に野球を通じて国際交流をする目的で2005年9月に立ち上がり、過去6回スリランカに訪問しています。
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仕事等の調整が付き、7月10日〜17日でスリランカへ行ってきました。
今回の目的は、来年2月に開催予定のスリランカ野球交流に向けて、現地の治安状態や野球の進み具合など確認をしに行きました。 今現在の状況は、 ・ 野球連盟が機能していない ・ 野球道具が足りない ・ コーチが少ない ・ 大会が少ない ・ 野球専用グランドが無い ・ 大人たちがしっかりしていない いつもと変わらなかったのですが、今回感じた事は、コーチがいない中、選手たちは一生懸命に野球をしていたこと。一部の大人たちが利権のため派閥争いをしているそんな中で、野球選手たちは純粋に野球を盛り上げようと頑張って楽しんでいました。 もっと大人が大人になり、頑張っている選手たちに手を差し伸べてもらいたいですね。そうすれば、野球は発展していくから。 今回、ちょっとしたきっかけで選手たちにこれからの野球について聞く事が出来ました。 野球を始めたきっかけ? ・ 先輩がやっていたから ・ 道具に興味を持った ・ クリケットよりマイナーな野球に興味を持った ・ 試合を見て興味を持った ・ 練習を見て興味を持った 野球をしていて一番困っている事は? ・ 道具が足りない事(特にグローブ) ・ 大会が少ない事 ・ ナショナル大会の時の遠征費 ・ コーチングキャンプが少ない事 将来のスリランカ野球をどうしたいか・どうなっているか? ・ 連盟が動いていないので衰退すると思う ・ 職業野球が無いから社会人になっても続けられない それでも ・ スリランカの野球を発展させたい ・ 日本のプロ野球選手になりたい ・ 野球をもっと極めたい、もっと知りたい ・ 世界ランクを上位に上げたい ・ 野球専用グランドが欲しい このような意見が出ました。 野球道具は行き渡らず、選手たちは苦労をしながら頑張っていました。また、この現状をどう打破できるかを彼らなりに考えていたようにも思えました。 私たちが出来る事は、出来るだけグローブ等を集め、持って行けるだけ持って行き、多くの選手に配れるようにする事。 スリランカでは、野球は人気がありません。 クリケット・ラグビー・サッカーという順で人気があり、アカデミーもあります。人気があるので力も入っています。 ですが、スリランカにはエッレというスリランカのスポーツがあります。エッレとは、野球でいうロングティー(トスをしたボールをフリーに飛ばす)で、トスを上げる人(ピッチャー)は味方で、とにかく遠くへ飛ばしベースを一周すると得点が入るルールです。ベースを回っている間に野手側からボールでぶつけられるとアウトになります。クリケットもそうですが、スリランカ人は打って走って投げて捕る事が好きみたいです。 そう考えると、クリケットもエッレも野球に近く、将来野球は発展すると思います。(クリケットは野球のルーツと言われています) 選手たちは言っていました。専用球場があれば多くの人が野球を見てもらい興味を持ってもらえると。また、国際大会がスリランカで開催も出来て、多くの人に野球というスポーツを知ってもらうことが出来ると。 また以前にこんな事を聞いた事があります。 クリケットの試合時間は長く、野球は短時間で決着がつく所が良いと。 クリケットの試合時間というか試合日数が長いので、最後まで見ていられない?ところではないかと思います。 専用球場があると野球が根ずく可能性はあると考えられます。いつかは、スリランカに野球場が出来るといいのですが。 その他にスリランカでは、他の問題もあります。それは、学校を卒業しても定職がつけず野球を続けられないという所。今回共に行動したスリランカ人も定職を持っていない人もいました。そんな彼らが、自費で遠征に行き、選手たちに指導をしている姿を見ると、何かしてあげられないかと強く感じました。 スリランカの情勢ですが、思ったより平和で、検問の数が昨年より増えていたように思えましたが、特に今回行ったゴールとアヌラータブラについては、絶対とは言えませんがテロが起こるような気配は感じませんでした。注意は怠らず何が起こるか分からないので情報はしっかり取り活動をしたいと思います。 来年は、今の状態が変わらなければスリランカでの活動は出来るでしょう。 来年2月に向けてスタートは切られました。 次回は、今までやった事が無い事にトライする事になり計画を立てています。 どこまで出来るか分かりませんが、草の根パワー・雑草魂でスリランカにいる野球人の為に頑張りたいと思います。 PR
久しぶりの更新です。
次回に向けて動き始めました。 今まで話し合ってきた事を順に掲載します。 ー5月26日ー 1月16日にスリランカ政府は、LTTE(タミルイーラム解放のトラ)と停戦合意が破棄になり、情勢悪化を懸念して2008年2月の活動を中止にして4ヶ月が過ぎようとしています。 その間に、テロが何件かあり、多くの一般市民の人たちが犠牲になり、そんな中、次回に向けて活動を再開しました。 今回のミーティングで話し合われた内容は、アジア野球交流会としてのフィードバッグをし、これからに向けてメンバーの意思確認や活動の目的と役割分担など、W大院生の小笠原君と4年生の山崎君が中心となり進められました。 参加したメンバーから現地に行って感じた事やこれからを述べてもらい、各々持っている物を次回の活動で発揮したい考えや野球を通じて異文化に触れてみたい、知ったつもりがいやなので覗いてみたいなど、とても熱く考えている事を感じました。 後の問題は、現地の治安状況がどこまで良くなるか。 日本に入ってくる情報は乏しいので、実際に行き目で見て報告出来るようにと思いました。 早くスリランカの情勢が落ち着いてもらえると良いのですが。
ご報告とお詫び
ご報告が遅くなり申し訳ございません。 2005年から続けている、スリランカ野球交流を今年は中止にしました。 中止の理由ですが、ご存知の方も多いと思いますが、「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」と2002年停戦合意をしていましたが、2008年1月16日に停戦合意が破棄になり、LTTEのテロ攻撃強化が予想されるとして、スリランカ全土で厳戒態勢に入った事もあり、いろいろ悩みましたが、今回のスリランカ野球交流は中止にしました。 多くの方々に、沢山の野球用品などいただきましたが、現地に持っていく事ができませんでした。深くお詫びを申し上げます。大変申し訳ございませんでした。 荷物については、一時保管しまして、現地に送る方法を探していますので、しばらく時間をください。船便で送る予定で進めています。 この度、ともて悲しい出来事が起きました。 2月3日にコロンボのフォート駅にて、自爆テロが起き、スリランカで活躍していた野球選手8名が尊い命を犠牲になりました。試合会場から帰る途中に起こりました。その中には、これからスリランカの野球を背負っていくコーチもいました。 これからという時に・・・。 スリランカでは、戦争をしています。 ある野球関係者からこんなメールが来ました。 『タミル人は戦争をしたくない。LTTEが嫌いだと。シンハラ人も一緒で、誰も戦争をしたくないと。』 さらにこんな事も言っていました。 『今住んでいる所も安全とは言えない。昨日も、3カ所でテロが起こり、1つの爆弾が路上で発見された。早く平和が訪れる事を期待したい。』と言っていました。 でも、20年以上も続いているのが現状です。 いつ終わるのでしょうか? 私は思いました。 尊い命を失った同士のためにも続けていくことが、彼らの弔いになることと。その為にも、この現実を受け止めてこの活動は続けていきたいと。 *この度、犠牲になりました8名の皆様に、ご冥福をお祈り致します。
渡辺ヘッドコーチを迎え、全体練習を行いました。
今回の練習の目的は、参加メンバーと全参加メンバーで野球をしながらコミュニケーションをはかる目的と、硬式ボールを使った練習です。 日頃、軟式ボールで参加者のほとんどは野球をしていますが、硬式となると高校以来という人がほとんどですので、渡辺ヘッドより確認の意味も含めて練習をしました。 今回は、スリランカの選手が一人だけで寂しかったですが、毎回参加していただいているインドゥニール君が北風が強く寒い中、来ていただきました。 お忙しい中、渡辺ヘッドコーチが来ていただきました。まずは、本日行う練習内容の説明からスタート。 この日は、北風も強く体感温度が真冬並みだったので、ウォーミングアップをしっかり行いました。今回学んだストレッチは、スリランカへ行った際に伝えたいと思います。 アップの次は、キャッチボール!! そしてノック 次は、バッテイング練習 こうして、野球の練習が終了しました。 次回の練習メニューは、実際に行う予定のメニューを入れて行う予定です。 練習終了後、第4回目に向けてのミーティングを行い、現地で具体的に行うメニュー内容をみんなで話し合いました。 練習のやり方や野球ルールをどうやって伝えるか、実技だけで良いのかなど、意見交換をして、次回のミーティングまでに各自がメニュー等を提出できるようにしました。 ケガをした場合の対処方法として、RICE処置の説明を渡辺ヘッドよりレクチャーを受けました。 ケガに対する認識も必要と思い、出来るだけの事を伝えられるように進めています。 次回は、12月22日にミーティングを行う予定です。 *スリランカでの活動期間は、2008年2月14日〜2月21日の8日間の行程で行います。 |
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アジア野球交流会のスローガン「野球を通じて国際交流」→「国際交流から野球振興」 を主な目的として、好きな野球から国際交流をして、今まで学んできた野球が人のためになる喜びを感じ、また実際に目で見て肌で感じた経験から何が出来るかをポイントに置く。そんなスタイルで始めてきました。
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